南蛮甕について（その１）

下記、画像の中段の左右に鎮座している黒色甕が、南蛮甕です。素焼きの焼き固めた黒色の１斗（一升瓶１０本分）南蛮甕です。当方の勝手な言い分かもしれませんが、赤い色の甕はどうしても品質が劣ります。（焼き固めの温度が低い）黒色は充分焼き固められているので、指ではじいても、キンーと高い音が致します。（泡盛がもれずに、うまく熟成する）

１２００度から１３００度の温度で、マキを使って登り窯で、一週間以上かけて、丁寧に焼き固められたもので、よく泡盛メーカーが龍の彫り物がある、棕櫚をまいて、クバの葉で頭の所を飾ってあるものとは、ものが違います。（中国でガス窯で大量生産され、漏れない様に甕の内側をクリア釉薬を塗って保護している）