弥生・瓶仕込み

奄美では酒といえば黒糖焼酎をさし、方言では「セエ」と親しみをこめて呼ばれております。旧暦10月、地元でミイニシといわれる北風が吹き始める頃、この黒糖焼酎の仕込みが始まり、島は甘い香りにつつまれ、人々はこの季節を暖かい気持ちで出迎えるのだそうです。今年も良いお酒が出来ますように願いつつ。生命の水として大切に守り育てられてきた黒糖焼酎は、自然とともにある素晴らしさを語りかけてくれます。弥生・瓶仕込み


弥生焼酎醸造所の１年を甕で貯蔵熟成、その後ホロータンクで３年から４年、長期熟成させた弥生瓶仕込みは、通常の白麹ではなく黒糖焼酎では珍しい黄麹を使用しているので、口当たりも 柔らかく、丸みを感じながら飲み易さが人気の秘密です。現在は、よりいい製品を出荷する為に増産せずに古酒造りに励んでいます。つまり貯蔵製造量を増やしています。 年々黙々と確実に造られている黒糖焼酎・弥生・瓶仕込み限定で、数は少ないです。