庚申塔

庶民の間に庚申講(庚申待ち)が江戸時代、多々行われていたようで、当店の界隈でも路肩にひっそりとたたずんでいるものも在る様だ。昨日、お客様から教えて頂きました。そのかたは、ご自身で近隣の庚申塔を調べ上げて冊子にまとめられていました。初め冊子を見せて頂いた時、このような本が書店で売っているのかと思い聞いたところ、ご自身の手製であると判りました。人間の体内にいるという三尸虫という虫が寝ている間に天帝にその人間の悪事を報告しに行くのを防ぐため、庚申の日に夜通し眠らないで青面金剛を祀って宴会などをする風習である。そして、60日に一回回ってくるので、それを3年以上続けた証しに庚申塔を建立したようです。道路拡張工事、その他もろもろの工事により、跡形もなく撤去、放逐された庚申塔も多く、残っているものも、言われも何も判らない人々に、関心もなく忘れ去られています。昔の人が恐れおののいた悪事の発覚、それは兎にも角にも、悪事を行わない心をいじするための戒めとして庚申塔を建立したと思われる。今の世の中こそ、庚申塔が重要であり、必用であると考えます。皆さんも、お近くの庚申塔を探し出し、古人の思いに心を通わせて下さい。 ■お酒はこだわりの酒屋キシモトでお買求めを!! ■お酒はこだわりの酒屋キシモトもばいるでお買求めを!!