遊穂便りVol.12 ’08.9.25

■御祖酒造・藤田美穂様より遊穂便りが、届きましたので、転記、ご紹介させて頂きます。■ 天高く、馬も私も肥える秋”いつも大変にお世話になりまして有難うございます。～　蔵の近況　～先日機械圧搾機の藪田を移動しました。これまで藪田とモロミタンクと蛇管・貯蔵タンクがバラバラに離れておりました。ですが長いホースを使ってモロミなり、搾った酒を行ったり来たりと移動させるのは酒質に影響があると思われ、ヤブタをモロミタンク横に移動しました。　結構な重作業でしたが、これで床に這うホースもなくなり仕事の効率も、足場の安全性も高まります。 3000リットルのタンクも2本増えました。　造りに向け準備整っています。 ～　横道杜氏の近況　～最近メタボ腹になってきたと言ってますが　（いまさら？）。現在はお手伝いしている滋賀県の農家の稲刈りで忙しいようです。この便りを作っているたった今、今年弊社の蔵で仕込む「玉栄」を刈り入れしているはずです。「Happy Birthday ! 」歌って祝福しながら刈り入れするようにと会社からの厳命。杜氏は大変。 ■お酒はこだわりの酒屋キシモトでお買求めを！！

遊穂便りVol.9 ’08.6.9

◆北陸は９日現在まだ梅雨入り宣言は出されていない模様です。（毎日が梅雨みたいなもんですので大勢に影響ないんですが・・。） 6月14日は加賀100万石のお殿様前田利家公が金沢城に入城された日だそうで（何年前？）毎年6月の第一金、土、日曜日は大名行列を模したお祭りがあります。滋賀から遥々（？）杜氏と奥様が遊びに来たので、沿道に紙を敷いてビールを飲みながら観覧。と、前に座っているお子様連れの若いお父様が、地元の日本酒の300ml瓶をぐびぐびしてらして私達3名はイタく反省（でも前日お燗酒飲み過ぎちゃったし…）。来年は一升瓶ぶら下げて、まわりのお客様に振る舞い酒をさせて頂く所存です。ご興味ありましたらご参加お待ちしてますけど・・・。余談ですが、山下真司さんが利家公、奥様は石野真子ちゃんが扮して行列してました。造りが無く、書類仕事に追われるとネタも不足します…。「遊穂」ではありませんが、「ほまれ大吟醸原酒」と「ほまれ大吟醸」金沢局で金賞を頂きました。 ■お酒はこだわりの酒屋キシモトもばいるでお買求めを！！

遊穂便りVol.7 ’08.4.28

◆4月25日（金）夜11:00過ぎ、帳簿をつけ終えて横道杜氏が漸く今期の造りを終えました。そして日曜日の朝、田んぼの手伝いと奥様が待つ滋賀県に帰っていきました。今年も怪我人が出ることもなく、無事造りを終えました。　やれやれです。杜氏は昨年とか荷物を沢山残して帰って行ったけど、今年はキレイに片付けしてありました。来年戻らないつもりかな？ふと不安がよぎる今日この頃・・。居なくなると意外（？）と寂しいですね。“次は笑顔で広島で再会！”といって蔵を出ていきましたが。能登で１位をとると広島は落とすというジンクスが能登ではあるらしいのですよ。ちなみに。■お酒はこだわりの酒屋キシモトもばいるでお買求めを！！

遊穂便りVol.3 ’08.3.12

◆仕込３４号の純米酒を仕込んだらいよいよ甑倒し、気温も上がり春遠からじです。この時期ウグイスが鳴き始めるのですが、今年はまだ聞こえてこないです。最初は「ホーホー」、少しして「ホーホケ、ホーホケキ」、で１週間位して「ホー・ホケキョ」って一人前のウグイスになるんですねぇ。　ウグイスだって努力は必要なんだなぁ・・・と思います。 ◆麹って室に引き込み、蓋や箱に盛り、仲仕事、仕舞仕事をして出麹となるんですが、仲仕事の目安に「お歯黒臭が出るのを待って」など説明がよくされます。仲仕事の時に感じる匂いから想像はつくけど、見たこともない“お歯黒”で例えられても。口に入れる物なんで恐縮ですが、身近な臭いに例えると・・・犬小屋に首を突っ込んだ時の臭いそのものだと思うのですよねぇ（苦笑）。　うちでの仲仕事の匂いの目安は「う！柴犬が１００匹来てるぞ」「柴犬３ぴきだけだ」「今日は子犬の柴犬だー！」。　柴犬が１００匹行進中の時はキョウレツな匂いが示唆するように麹の出来もとてもいいような気がしてます。　たまに柴犬が香水付けた匂い、とか雨に濡れて半乾きの湿った匂いとか・・・。非常に的確で万人に解り易い表現だと自負しております・・が。■お酒はこだわりの酒屋キシモトもばいるでお買求めを！！

遊穂便りVol.2 ’07.12.08

■御祖酒造・藤田美穂様より遊穂便りが、届きましたので、転記、ご紹介させて頂きます。■ ただ今のところ石川地方の毎日は平均室温１０度、雨時々豪雨ののち雷。場所によっては暴風注意報・・・遊穂純米酒無ろ過生原酒は順調に育っております。蔵の仕事は朝６時から始めます。朝食、昼食は蔵人と一緒にたべますが、今年からお料理をしてくれる賄さんが変わりました。はっきり言って何もない田舎町の蔵に監禁状態の毎日。顔ぶれも毎日同じで刺激の無い毎日。 “その話、昨日も先週もしてたじゃん・・・” “またその話かい・・・”みたいな感じで楽しみと言えばただ食べる事だけ。　賄いさんの存在は松尾様と並んで一番貴重。昨年迄もですが、ことしの御祖の賄いさんはお料理上手。本当に美味しくただ今皆太りざかり。杜氏のなかで一位二位の美味しいもん食べているんだから（他所知らないけど？）頑張れよ、杜氏ー！！（この前のコロッケ私より一個多かったし・・。）では望まれていようがいまいが、Vol.3も頑張ります。師走の忙しい毎日ですが皆様どうかご自愛くださいませ。 ■お酒はこだわりの酒屋キシモトでお買求めを！！